一般選抜における各高等学校の校内順位の決定方式について(高校入試)
2020年8月28日
今回は、高校入試における「一般選抜における各高等学校の校内順位の決定方式について」について述べます。
選抜方法・合格者の決定は、次の1、2の手順で行われます。
1 調査書(内申書)は絶対評価
保護者の皆様が中学校に在学していた頃とは異なり、「相対評価」から「絶対評価」に変わりました。
(ただし純粋な「絶対評価」とは言えないようです。詳細は教室長までお問合せください。)
2 校内順位決定基準の一部を、各高校の裁量に委ねる
あらかじめ、各高校は調査書と学力検査の比率を、「実力検査重視型」「均等型」「調査重視型」から選択します。(各高校がどの型を選択しているかは、下のリンク「一般選抜における各高等学校の校内順位の決定方式について」をクリックしてご確認ください。
「学力検査重視型」の高校では、学力レベルの高い中学校の生徒で高い評定(内申点)をとれなかった生徒が不利にならないようにという配慮と考えます。
ただ、難関校では同様の生徒が集まるため、決して学力レベルの高い中学校出身の生徒が有利になるわけではありません。
また、普通科では6割以上の高校が「学力検査重視」の方針を採っていて、特に、難関高校はほとんどが「学力重視」です。
以下は、合否シミュレーション。
定員300名の高校の場合
1 学力検査の順位が上位300位以内かつ、調査書の順位が上位300位以内の受験生を「合格」とする。(定員の約6割・200名程度と考える。)
2 残りの約4割・100名の合格者は、学力検査得点(最高110点)と調査書得点(最高90点)との合計値によって決定する。その際、各高校によって「学力検査対調査書」の比率を「学力検査重視」「均等」「調査書重視」の3種類から選択できる。
3 「学力検査重視」の高校では、学力検査得点を1.5倍し調査書得点との合計を算出する。
4 残りの100名を、まだ合格していない者から「合計点」で選抜していく。したがって、この高校を受験するのであれば、学力が高い受験生が有利になる。
※ 必ず、下のリンクで愛知県教育委員会からの情報をご確認ください。