本郷駅前校便り

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公立高校と私立高校でかかる費用について

夏休みも終わり、夏期講習、実力テストへの準備も佳境に入りました。
昨日、中学3年生の保護者の方から、第一志望を私立高校か公立高校か迷っているとのご相談がありました。
その中で、費用についてよく分からないというご指摘がありましたので、ご説明しました。
その内容について概要をまとめました。少しでも参考になれば幸いです。
ただ、私立高校については、費用にばらつきがありますので、志望校のHPでご確認ください。
また、授業料無償化についても後半に記載しましたが、こちらも名古屋市。愛知県のHPでご確認ください。
【高校を選択する際に、費用以外に様々な要素があることは十分に承知していますが、今回は授業料に限定してまとめてみました。】

まず、私立高校の学費について

授業料平均:毎月約34,500円、年間平均:415,000円
PTA会費・教育充実費など:月約3,000円 年間36,000円
入学金平均:約200,000万円
高校1年生入学時にかかる金額は、約651,000円です。
その他
制服代:約6万円(体操服、靴などを含めると10万円以上に・・・)
修学旅行費:海外の平均20万円、国内の平均12万円
部活動に入ると部費(部によって差が大きいため計上しません。)

公立高校の学費について

授業料:毎月:9,900円、年間118,800円
PTA会費・教育充実費など:月約1,500円 年間18,000円
入学金:5,650円
高校1年生入学時にかかる金額は、約142,450円です。
その他
制服代:約5万円(体操服、靴などを含めると8万円以上に・・・)
教科書・補助教材代:約4万円
修学旅行費:平均9万円

やはり、私立高校の方が費用はかかります。
ただ、2020年度から「高校無償化」制度がありますので、年収によってはこの差が埋まります。
・・・

【私学助成制度について】

私立高等学校授業料補助(令和6年度) (名古屋市HP・私学助成のページより)

名古屋市では、政令指定都市で唯一、私立高等学校に通学される生徒の保護者負担を少しでも軽くするため、独自の授業料の補助を行っています。

補助を受けられる方について

次の4つの条件をすべて満たしていることが必要です。
①愛知県が独自に実施する私立高等学校授業料軽減事業の対象範囲にあてはまらないこと。
②愛知県内に設置されている私立高等学校の全日制又は定時制の課程に10月1日に在籍していること。
③生徒とその保護者等の住所がともに10月1日に名古屋市内にあること。(定時制の場合は生徒の住所が10月1日に名古屋市内にあること。)
④保護者等の令和6年度の「課税標準額×0.06-市町村民税の調整控除額(注)」の合計額(以下「算定基準額」という。)が下表の補助基準に該当すること。
(注)政令指定都市では「市民税の調整控除額に3/4を乗じて得た額」となります。

愛知県、名古屋市 私立高校授業料補助制度についての表



詳細は、名古屋市のHPでご確認ください。

いかがでしたでしょうか。
大学の付属高校である、部活動や進路実績など魅力のある私立高校であれば、費用が高くても構わないと考える方もいらっしゃれば、家計に余裕がないので是非とも公立高校に通ってほしいと考える方もいらっしゃるでしょう。
将来が見通しにくい現代ですが、お子様の将来を見据えた進路選択をしたいものです。

ECCベストワン本郷駅前校では、中学校現場で40年近く指導した水野が進路についてのアドバイスをします。在職中に培った人脈、部活動顧問を通じての情報などこれまでの経験だけでなく、現在の高校・大学についても研究を続けていますので、お子様の進路選択についてご相談を受けた際には、的確なアドバイスができます。
本日も、中学2年生の保護者様から進学についてのご相談がありました。

在校生だけでなく、外部の方からのご相談についてもお受けしております。
(授業時間中にはご相談をお受けできないことがありますので、お電話などで事前にご連絡いただければ幸いです。)
どうぞよろしくお願いいたします。